１．ダイエットを陰で支える立役者「腸内環境」

　ダイエットをする上で、ただ「体重」という数字を減らすだけでなく、「カラダを引き締めたい」と言う方がほとんどだと思います。「カラダを引き締める」ということは、食べたものを効率よく吸収し、余分な脂肪等を排出するということです。そこで、重要な役割を担っているのが「腸内環境」です。

　腸内環境が良い状態は、体内に存在する様々な菌のバランスが整っている状態です。腸内環境が悪化すると、様々な健康リスクが生じ、ダイエットにも悪影響を与えます。腸内環境が悪いと、体内で吸収される栄養素の量が減り、代謝が低下し、体重が増加する原因となります。一方で、健康的な腸内環境を保つことで、ダイエット効果を高めることができます。

２．腸内環境が悪いと。。。

・食欲が増進する。

・栄養素の吸収率が低下するため、タンパク質等を摂取しても筋肉になりにくい。

・心理的ストレスやうつ病の原因になる。

・免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる。

・炎症が起こり、慢性疾患のリスクが高まる（肥満、糖尿病、アレルギーなど）

・体臭や口臭、便臭が強くなる。

・下痢や便秘などの消化器症状が起こる。

３．腸内環境を改善するために

　腸内環境を改善するためには、善玉菌を増やすことが重要です。善玉菌は、腸内に悪影響を与える有害菌を抑制し、免疫力を高める効果があります。善玉菌を増やすためには、乳酸菌やビフィズス菌などを摂取することが有効です。オリゴ糖や食物繊維を多く含む野菜や果物・発酵食品等を摂取することも腸内環境改善に役立ちます。また、適度な運動やストレスの軽減も、腸内環境を安定させる働きがあります。

短期的なダイエットではなく、長期的な健康維持のためにも、腸内環境を改善することが重要です。

４．腸内環境を改善するためにすることまとめ

・乳酸菌やビフィズス菌を摂取する。

・食物繊維を多く含む野菜や果物を摂取する。

・発酵食品を摂取する。（キムチ、納豆、ヨーグルトなど）

・水分をしっかりと摂取する。（３〜４ℓ目安）

・適度な運動をする。

・ストレスを減らす。（リラックスする）

・睡眠不足を解消する。（質の良い睡眠をとる）

・適度な量の食事を摂取する。

・保存料や添加物を多く含む加工食品を避ける。